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検診内容・流れ大腸がん検診

【大腸がん検診】(免疫便潜血検査)

 便の中に微量の血液がないかどうか調べる検査です。肉眼ではわからない微量の出血(ヘモグロビン)を免疫学的に検出します。免疫学的検査法ですので「食事」「薬」の影響がありません。

検診の受け方

(1) 便のとり方
  (ア) 採便容器に原則、1日1本、2日間便を採取します。
  (イ) 採便棒で便の表面をまんべんなくこすりとります。
    (大腸の壁に接しているのは便の表面なので出血があれば便の表面に付着します。)

大腸がん検診

  ※ 採便後の容器の保存方法
    ☆10℃以下の冷暗所。
    ☆冷蔵庫もしくは「氷」や「保冷剤」と一緒に保存するのが望ましいです。
    ( 便の血液は温度が高いほど短時間で変性しやすく、正しい検査ができない可能性があります)

(2) 検診票を記入します。
(3) 指定された回収方式で「容器」「検診票」を提出します。
(採便から検査までは3日以内が望ましいといわれています。)

注意

 便潜血検査は、便に血が混じっているかを調べる検査ですので、生理中に採便しないようにしてください。検査ができません。 また、「痔」による出血があると陽性になることがありますが、痔の出血と大腸病変からの出血の区別はつきません。痔からの出血と自己判断せずに要精検になった方は、必ず「精密検査」を受けましょう。

要精密検査(要精検)となった場合

精密検査協力医療機関でより詳しい検査を受けることを強くお勧めします。
免疫便潜血検査では、約7%が「精密検査が必要」という判定を受けます。
精密検査の方法は、大腸内視鏡検査、注腸X線検査等があります。
・大腸内視鏡検査 … 精密検査として第一に推奨される方法です。肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸
  までの大腸の全部位を撮影し、がんやポリープなどの病変がないかを確認します。必要に応じて、大腸
  の粘膜の細胞を採る検査をすることがあります。採取した細胞は、悪性かどうかを病理学的に診断しま
  す。
・注腸X線検査 … 肛門からチューブを挿入してバリウム(造影剤)と空気を注入し、大腸の全部位のX線
  写真を撮影して、がんやポリープなどの病変がないかを確認します。大腸のどこに病変があるのか、体
  の向きを変えながらさまざまな方向から撮影します。

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